チームティーチングという言葉がだいぶ定着してきました。複数の先生が、役割分担しながら連携して授業を進めていくスタイルのことです。
考えてみれば、複数の大人で連携して子どもと関わるのはあたりまえ。そちらの方が自然です。学校にかぎった話ではありません。家庭内でも家族間の連携は大切ですし、学校と家庭・学校と地域の連携もとても大切なことです。
ということで今日は…
大人が連携するときの大切なポイントを1つだけご紹介します。実にシンプルで基本中の基本。でもこれができてない人がわりと多い。
そのポイントとは…
割って入らない
ということ。
人によって関わり方は違う。お父さんやお母さんが、家の中で学校の先生のように関わるのは不適切ですし、反対に学校の先生が父母のように接するのも変。言われてみれば当然のことだけど、連携のためにお互いの現場を見学するとつい「その対応はちがうんじゃないか?」と思ってしまう。
もちろん不適切な対応は改善した方がいいけれど…その場で「ちょっとそれおかしくないですか!?」と割って入るのはやめたほうがいい。
こどもの目の前で意見を衝突させてしまうと、こどもにとってどちらの言い分も信用できなくなってしまうからです。割って入ることでこども自身の尊厳を傷つけてしまうこともある。
立場や関係性が違えば、効果的な対応も変わる。自分がやらない対応だからと反射的に否定するのは避けたほうがよいでしょう。
また、過剰な統一はこどもの社会性を育む上でもマイナスです。だからこそ…「今はあの人が話してるから私は一段落するまで待ってよう」という態度がとても重要なのです。
横から口を挟むと子どもは混乱しますし、先に話していた人との信頼関係にも影響してしまう。ちがう意見を言うならば、少し待ってから。子どもにも大人にも受け入れやすいタイミングで介入することが大切ですね。
(参考)
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