こんにちは!まめの木.netブログにお越しいただきまことにありがとうございます!
今回のブログでは、自閉スペクトラム症について、その概要と一般的な特徴・症状をわかりやすく解説していきます!
学術的で正確無比な解説ではなく、「自閉症ってなに?」という全体像をざっくりイメージするための内容です。ゆるりとご覧ください。
自閉スペクトラム症ってなに?
自閉スペクトラム症とは、いろいろなタイプの自閉症が含まれる、脳の発達に関係する特性のことです。「自閉症」や「ASD」と略されることも多いです。(ここからは「自閉症」という表現で統一します。)
ちなみにスペクトラムとは、「連続体」という意味です。
例えば食べものの好き嫌いでも…
とっても好き かなり好き わりと好き
の境界を明確に線引することはできませんよね?
境目は不明確で、人それぞれ微妙に違う。こうした「似たような傾向だけど人それぞれちがう」という状況を「スペクトラム」というのだそうです。
ひとくちに自閉症と言ってもその特性は様々で、同じ傾向を持つ人でもその現れ方には差があるということです。
一般的な特徴と症状
自閉症の人たちには、次のような特徴や症状がよく見られます。
1. コミュニケーションの困難さ
自閉症の子どもたちは、言葉を話すことが難しい場合があります。また、相手の気持ちを理解したり、自分の気持ちを表現することも苦手です。
2. 社会性の低さ
自閉症の子どもたちは、他の子どもたちと関わることが難しい場合があります。友だちを作ることや、グループで遊ぶことが苦手な子もいます。
例えば、公園で他の子どもたちが集まって遊んでいるのに、一人で砂場で遊んでいたりします。
3. 繰り返しの行動
自閉症の子どもたちは、同じことを何度も繰り返す行動が見られることがあります。
同じおもちゃで何度も遊んだり、常時自分の顔の前で手をふっていたり…。ある女の子は、毎日同じテレビ番組を見て、同じシーンを何度も繰り返し再生しながらずっと笑っていることがありました。
4.特定の興味・集中力
自閉症の子どもたちは、特定の分野や趣味に強い興味を持ち、それに集中して取り組むことがあります。ある男の子は電車が大好きで、電車の種類や運行表に詳しく、毎日電車に乗ることを楽しみにしていました。
他のことにはあまり関心を持たないことが特徴です。
5.感覚過敏・感覚処理の問題
自閉症の子どもたちは、光や音、触れるものなどに対して過敏に反応することがあります。風船やクラッカーの音が苦手で、お誕生日会で泣いてしまう子もいます。
また、周囲の環境や刺激を理解して穏やかに対応するのが難しい場合もあります。
まとめ
いかがでしたでしょうか?あくまで一例ですがなんとなく全体像が見えてきたのではないかと思います。
自閉症は、これらの特徴や症状が組み合わさって現れますが、その程度や組み合わせは人それぞれ。自閉症の子どもたちが抱える課題や困難は、一人ひとり異なります。
このブログでは、こうした自閉症やその他の発達障害(神経発達症)のこともわかりやすく解説していきます。子育てに悩む保護者の方々にとって、少しでも役立つ情報を提供できれば幸いです。
次回は、「自閉症の診断と評価」について解説する予定です。ぜひご覧ください。
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