前回の記事にひきつづき、保護者会で実施したミニセミナーの内容をご紹介。今回は言語聴覚士・吉沢先生(ばらき校所属)によることばの獲得・発達に関するお話です。
言語聴覚士とは…
話す 読む 書く 聴く 飲み込む(嚥下)
の専門家。その子の特性や状況を踏まえて、機能改善やリハビリの支援を行う専門職です。
先日の保護者会では、一般的なお話として人間が生まれてからことばを獲得し十分に使えるようになるまでのメカニズムを解説していただきました。
あくまで一般的な傾向のお話。障害の有無にかかわらずことばの獲得・発達には個人差がありますが、おおまかな流れを把握しておくことで、「うちの子は今どの段階なんだろう?」と考え、適切にサポートすることができると思います。
ぜひ参考にしてみてくださいね😊
「ことば」には様々な要素があります。
・口から声を出す ・意味を理解し、意識して単語や文を発する ・相手の言葉を理解し対応する
裏を返すと、それらの要素をきちんと満たしていなければ、ことばを適切にあつかうこと。一口に「ことばが出ない」「コミュニケーションができない」と言っても、その要因はさまざまだ…ということですね。
意味のあることばを発するには、そのことばが意味するものを知っていなければなりません。
ですから、ことばの発達には、さまざまな体験と身体の発達が大切なのです。
こどものことばは意味のない声を出すことからはじまります。こどもの声にこちらが反応することで、口から出る音が「相手に何かを伝える力を持つもの」であることを理解します。
身体が育ち、自由に動き回れるようになると、こどもの体験(見る・聴く・触れる・食べるなど)の幅は急激にひろがります。
それにともなって脳も発達し、より複雑な事柄を感じ、考えられるようになっていきます。
これは年齢で自動的に起こるものではなく、その子の脳と身体にとって必要十分な刺激をたくさん取り入れることによって進んでいくものです。
まめの木では、こうしたことばの獲得・発達のながれを踏まえ、その子の状況にあわせてより適切なコミュニケーションが取れるよう段階的に支援を進めています。
後編では、こどものことばの育ちを促進する望ましいかかわり方などについてご紹介します。おたのしみに😊
まめの木では、こうした子育てのアドバイスや、ご家庭でのお悩みなどに対応するため、個別面談を実施しております。公式LINEからお気軽にお問い合わせください。
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