(目安:4分)
\自閉スペクトラム症の基本理解/
ASDの特徴
ASD(自閉スペクトラム症)は神経発達症(発達障害)の一つです。(本稿では、読みさすさを優先し以下「自閉症」と表記します。)
自閉症の子の多くは、行間や心情を理解することが苦手で、コミュニケーションや社会性に課題があります。
言葉の発達が遅れる
会話のキャッチボールが苦手
特定の興味や活動に強いこだわりを持つ…
などのケースが多く、そのため対人関係を築くのも苦手です。
発達と自閉症
心身の発達と自閉症は密接に関連しています。早期に特性を理解し、適切な対応を行うことが重要です。たとえば、言葉を使ったコミュニケーションが苦手な場合、絵カードなど視覚的な道具を使うことも効果的でしょう。
参考サイト: 日本ソーシャルスキルトレーニングセンター
\困りごと軽減のために…/
一般に効果的とされている手法をいくつかご紹介します。3つめのPECSは施設だけでなく、家庭でも活用しやすいものだと思います。
ソーシャルスキルトレーニング(SST)
SSTは対人関係や社交技能を学ぶための支援プログラムです。具体的な状況をシミュレーションし、適切な対応方法を学びます。
例えば、他の子どもたちと遊ぶ際の適切な会話の始め方や、言葉以外のコミュニケーション手段を用いた感情表現などが含まれます。
認知行動療法
広く様々な場面で活用されている心理療法のひとつです。具体的な状況を題材に、適切な対応のパターンなどを学びます。
感情や感じたことなど、自身の内面の言語化を通して具体的な行動の改善を図ります。
絵カードによるコミュニケーション(PECS)
PECSは、言葉によるコミュニケーションが難しい子どもたちに有効な手段です。絵カードを使って意図や感情を伝える練習を行います。
「飲みたい」「遊びたい」といった要求を絵カードで伝えることから始め、次第に「一緒に遊ぶ」「外に行きたい」といった詳細な要求や感情表現に進化します。
自閉症の子の場合、「他者とコミュニケーションを取る」ことの必要性や重要性を感じることが難しかったりします。絵カードを通して他者との意思疎通を体験することで、言葉の発達を促すことにもなるのです。
参考サイト: PECSってなに?
\家庭でできる支援/
日常生活でのサポート
家庭でのなにげない会話も、こどもたちにとっては大事な成長のチャンスです。言葉の選び方やトーンに注意し、理解しやすい指示を出してあげることで、少しずつ理解できるようになっていきます。
スケジュールを書いて見やすい場所に貼り出したり、絵カードなどを利用して視覚的に情報を伝える方法も有効です。
平日と休日の過ごし方をルーティン化し、可能な限りそれを守れるようサポートしましょう。ルーティンは安心感をもたらし、心身の成長を支えてくれます。
予期せぬ変更がある場合には、できる限り早い段階で具体的に説明をし、本人が予測できる状況をつくってあげましょう。
専門機関との連携
専門機関と連携することで、より効果的な支援を受けることができます。具体的な状況を共有し、支援計画を立てることが重要です。
また、学校や放課後等デイサービスとも連携し、一貫した支援を受けることで、社会参加のスキルを学びやすくなります。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
適切なコミュニケーション技法を学び、実践することで、子どもの成長をサポートし、生活の質を向上させることができます。
家庭でできる支援を模索しながら、お子さんの未来を明るいものにしていきましょう。
今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました😊
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