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こんにちは、キッズランドまめの木です。
まめの木ブログのご訪問ありがとうございます😊
今日は、5歳未満のお子さんが「ADHD」と診断される場合の注意点についてお話しします。未就学児のお子さんをお持ちの保護者の皆さんにとって、少しでも役立つ情報になればと思います。
\ADHDの診断について/
そもそも…
ADHDの医療的な診断基準は5歳以上が推奨されています。
これは、5歳未満の子どもたちがまだまだ発達の途中であり、多動の原因がADHDなのか、他の要因によるものなのかを正確に判断するのが難しいためです。
\5つの確認ポイント/
5歳未満の子どもが多動な場合、ADHDだけではなく、他にも確認すべきポイントがあります。以下にそのポイントを紹介します。
1. 大人のかかわり方
まず、大人の対応が適切かを確認しましょう。
長い指示をしたり、強く叱ったりすることが続くと…ストレスがたまり、結果として多動な行動が見られることがあります。
穏やかで短い明確な指示を出し、安心できる環境を整えているか確認しましょう。
2. ASD(自閉スペクトラム症)の可能性
ASDの症状があるとコミュニケーションの難しさなどから集団活動を避けたり、こだわり行動で動き回ったりすることがあります。
結果として多動に見えることからADHDを疑いがちですが、ASDの可能性もゼロではありません。
ASDは1歳半から3歳で診断されるケースもあります。
3. 知的発達の遅れの可能性
知的発達の遅れから、集団活動が理解できずに多動な行動を取る子どももいます。
たとえば、言葉の獲得・習熟が遅れていると読み聞かせを理解することがむずかしくなります。結果として読み聞かせを楽しむことができずに、集団を離れがちになり多動に見える…といった具合です。
こうした場合には、早期に発達検査を受け、適切な支援を受けることが大切です。
4. 生育歴の課題からのメンタル要因
生育歴に課題がある場合(例えば、両親の離婚や養護施設での生活など)、心情の不安定さが原因で多動っぽい行動を取ることがあります。
施設等の利用を含めて、子どもが安心しやすい環境を作ることが重要です。
5. 高次機能障害
事故や病気で脳に損傷を受けた場合、多動な行動が見られることがあります。もし、過去に頭を強く打った経験があれば、その可能性も考えて医療機関と連携しましょう。
\終わりに/
今回は、5歳未満のお子さんが「ADHDです」と言われた時の注意点についてお話ししました。あくまでの可能性の話ですが、あわてずにポイントを整理することで、落ち着いて対処する可能性も高まります。
診断は、お医者さんしかできませんが…多動な行動をすぐにADHDと決めつけるのではなく、多角的に考えることが大切です。
お困りのことがあれば、ぜひ専門家に相談してみてください。子どもたちの成長を一緒に支えていきましょう。
今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました😊
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