(目安:3分)
社会では信用が大切です。
信用がなければお金を稼ぐことはできないし、
信用のない人は困ったときにも助けてもらえない。
ではその信用は、どうすれば得られるのか?
いろんな考え方がありますが、「約束を守ること」は誰しもが大事だと思うことでしょう。でもそれが…気づかぬうちにわが子を苦しめることになるんです。
今日は約束の大事な側面を1つご紹介します。
\約束とは未来の行動を決めること/
今度の日曜は動物園に行こう!
約束とは基本的に、未来に向けて行うものです。いつ何をするのかを決めて、合意する。それが約束。
いざその時が来たら、約束した行動を取らねばなりません。今度の日曜日に動物園に行けなければ、それは約束を果たせなかった…ということになる。
あたり前のことですが、大事なポイントです。約束は未来に向けて行うもの。
\2種類の約束/
約束には2つの種類があります。
・自分の行動を約束するもの
・相手の行動を約束させるもの
「日曜日に動物園に行こう!」は、保護者がこどもを動物園に連れて行くという話。つまり保護者自身の行動を約束しています。それに対して…
「Youtube終わったら宿題やりなさい。約束ね!」は、こどもの行為を約束させています。同じ約束でも、その構造は全くちがうのです。
\こどもの行動を約束させるリスク…/
「約束を守ることは大事」ですが、大事だから守れるかというと、そうでもありません。「約束だから守れる」わけではない。
約束しても守れないというのは、実は誰で普通にやってること。
決めたことを守れるなら、人はこんなにダイエットに苦労しません。自分で決めた自分との約束も守れないのが人間なのです。まして、親に半ば強制的に「約束させられた」ことなど、守れないのが普通。
Noと言えば説教するという状況で、「Youtube終わったら宿題やりなさい。約束ね!」と言えば、こどもはYesとしか言えません。こどもの行動に関する約束は、基本的に親が強制しています。
にも関わらず親は怒ります。
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さっき約束したでしょ!
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強制的に約束させておいて、破ったら説教。こどもの中には、「宿題をやらなかった」に加えて「親との約束を破った」という結果が残る。
そんなことをすれば自己肯定感は下がります。
親に対する恐怖感も芽生えます。
家の居心地は悪くなり、
さらに事態が悪化する。
不登校などで、こういうケースをよく見かけます。
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明日から学校に行ってね!
約束ね!
\\
そんなことを言えば言うほど、「学校は行かなきゃいけないもの」と思い、その分だけプレッシャーを感じ、「行けなかったらどうしよう…」と不安が大きくなる。結果、朝になると腹痛やかんしゃくが起きる。
親は学校を休むことに加え、約束を破ったことへの不満をつのらせてまた説教する。
\約束は自分の行為を/
こどもの行為は約束しない方がいいです。約束を守ることは大事ですが、それを伝えたいのなら、御自身の行動を約束し、それを守ればいい。
帰りにケーキ買ってくるね。
日曜日は動物園に行こう!
親自身の行為を約束し、それをきちんと守り続ければ、こどもは必ず理解します。「約束は守るもの」と。そして、だからこそ「できないことは約束しない」ことが大事なんです。
不登校になっている子に登校を約束させたり、まだまだ勉強の意味や必要性がわかっていない子に勉強を約束させるなんて…
達成できなくて本人が凹み、にも関わらず親が怒る…という悲劇を生むだけです。どうせ約束するなら、自分の行為を約束しましょうね😊
本日も最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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