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障がいのある子の成長を支えるための基本ガイド〜知っておくべき手帳、書類〜


キッズランドまめの木|茨城・石岡|子育て支援・発達支援・療育・放課後等デイサービス・児童発達支援|インクルーシブ・発達障害・神経発達症・自閉症

(目安:5分)


はじめに



保護者の皆さまへ



ご訪問ありがとうございます。この記事を手にしていただいたということはきっと…お子様の成長や発達について、疑問や困りごとがあるのだろうと思います。



障がいを持つお子様の成長には、さまざまなサポートと理解が必要です。しかし、どこから始めればよいのか、なにをどう準備すればいいのか…疑問や不安が多いのではないでしょうか。



この記事では、障害児の保護者が直面する様々な課題に対して、基本的なガイダンスを提供します。特に、障害者手帳の意義と必要な書類について分かりやすく紹介しています。各トピックについては、今後さらに詳細を掘り下げた記事を追って公開する予定です。



これらの情報が、ご家族とお子様の支援計画を立てる一助となれば幸いです。一緒に支援のプロセスを理解し、スムーズに進めるための理解を深めていきましょう。この記事が、直面している課題や不安に対して、少しでも光を当てることができればと思います。



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手帳の意義と利用方法


障害者手帳は支援やサービスを受けるために重要な役割を果たします。しかし、手帳を申請することに抵抗感のある方も多いのではないでしょうか。



手帳を持つことが「障害者であることを社会に認める」という感覚になり、それがためらいにつながることもあるでしょう。しかし、手帳はあくまで支援を受けるための手段のひとつに過ぎません。取得した上で使わないこともできますし、取得したこと自体を含め、勝手に情報を公開されることもないのです。



手帳を取得していればさまざまなサービスを受けることができる。(受けたくなった時の手続きがスムーズになる)



その上で、手帳を利用するかどうかは選ぶことができる。手帳の取得自体には、リスクや大きなデメリットはほとんどありません。




 



手帳の取得と基本情報


障害者手帳の取得にはまず、市町村への申請が必要です。手帳の等級は、障害の状態や日常生活、社会生活における支障の程度に基づいて決められ、等級によって受けられるサポートの内容が異なります。



手帳を持つことで、以下のような支援を受けることができます。



教育支援

特別支援学校への入学、特別支援学級などの利用、個別支援計画の作成など…お子様の教育に関する多くの支援を受けることができます。



就労支援

障害者雇用に積極的な企業への就職、職場での適応を助けるための職業訓練や就労移行支援、職場における合理的配慮の実施など、社会参加を支えるための多角的な支援を受けられます。



生活支援

医療費の減免、税制面での優遇措置、交通機関での割引サービスなど、日々の生活を支えるための経済的な支援を受けることが可能です。



これらの支援を通じて、お子様の成長と発展を支え、家族全体の生活の質を向上させることができます。手帳の取得にはためらいを感じるかもしれませんが、それを受け入れることで開かれる可能性と、提供される支援の幅をぜひ考えてみてください。



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必要書類とその目的


支援サービスを申請・利用する過程で、様々な書類が必要登場します。本来、それらの書類を作成する過程で、担当者がきちんと説明すべきことですが、実際にはあまり理解できないまま受け取ってしまうケースも少なくないようです。



以下に、主要な書類を紹介し、それぞれの目的と活用方法について説明します。



いずれの書類も、担当する者が法令にのっとって作成するものですから、細かいことまで覚える必要はありませんが、どんな書類がなんのために作られているのか…をぼんやりイメージできるとよいかと思います。



受給者証

障害者が福祉サービスを受けるための証明書。この証を持っていることで、様々な福祉サービスの利用が可能になります。市町村の窓口で申請して取得します。(正式名称:障害児通所受給者証


 申請には…


  ・印鑑(認印も可)

  ・マイナンバー(児童と保護者)

  ・支援が必要なことが分かる書類(いずれか)

    療育手帳

    身体障害者手帳

    精神障害者保健福祉手帳

    医師の意見書(診断書)

  ・障害児支援利用計画(案)


 が必要です。



障害児支援利用計画(案)

上記「受給者証」の申請に必要な書類。放課後等デイサービスなどを利用するための基礎となる計画。受給者証申請時には(案)として作成する。基本的には相談支援専門員が作成する。



個別支援計画

利用する施設の責任者が作成する書類。上記「障害児支援利用計画」にもとづいて、利用する施設における支援方針と具体的な方法などを記載する。施設ごとに作成するため、複数のサービスを併用する場合はその施設の数だけ個別支援計画を受け取ることになります。






家庭でできるひと工夫


ここまでお読みいただきありがとうございます。最後に少し、ご家庭でできる工夫を紹介させていただきます。家庭での過ごし方・関わり方は、サービスの利用と同様、お子様の発達に大きく貢献します。ご家庭での時間が、少しでもゆとりのあるもになれば幸いです。



ルーティンの確立

発達に偏りのある子の多くは、予測可能な日常を好みます。不規則さが不安や過度の緊張につながるからです。平日の過ごし方、週末の過ごし方をある程度ルーティン化し、子ども自身が予測できる状況を作ってあげることで、トラブルのリスクを軽減することができるでしょう。



コミュニケーションの工夫

複数の感覚を同時に活用してあげることで、リスクを軽減しやすくなります。言葉と画像、言葉と文字など…目と耳から丁寧に情報を伝えることが大切です。身振り手振りや表情などを意識することも、とても効果的です。これらの工夫によってメッセージを理解しやすくなり、発達を促すとともに、トラブルのリスクを軽減することができるかもしれません。



家庭での小さな工夫は、お子様の発達にとって大きな意味を持ちます。サービスの利用や専門機関への相談と合わせて、家庭内での工夫を続けることで、お子様の可能性を最大限に引き出し、より良い成長を促すことができます。




 



まとめ


この記事を通じて、障害児を持つ保護者の方々が直面する様々な課題やその解決策について理解を深めることができたら幸いです。障害者手帳の取得、必要書類の理解、家庭での工夫は、お子様の成長と発展を支えるために非常に重要です。



ここで紹介した情報が、お子様の健やかな成長の一助となれば幸いです。各種サービスの利用や、家庭でのちょっとした工夫は、日々の子育てにポジティブな影響を与えてくれるはずです。



どんな時も一人で抱え込まず、周囲の支援や情報を積極的に活用してください。子育ては一人で行うものではありません。地域やオンラインのコミュニティ、専門家やサポートサービスを利用しながら、お子様と共に前向きな一歩を踏み出しましょう。まめの木ブログが、皆さんの日々のサポートになれることを心から願っています。



最後までお読みいただきありがとうございました。

次回の更新も、どうぞお楽しみに!




 


まめの木では、保護者のみなさまからの子育て相談にも対応しております。まめの木をご利用されてない方でも可能な限り対応させていただきますので、お気軽にお問い合わせください。(お問い合わせ用公式LINEはこちら




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